静岡市でデイサービスを利用する流れ

デイサービスイラスト

デイサービスを利用することで様々なメリットがあります

デイサービスは、ご本人の心身の健康維持だけでなく、ご家族の生活の質向上にもつながるサービスです。

この記事では、静岡市でデイサービスを利用する流れを解説します。

ご本人へのメリット

  • 心身の健康維持・向上:
    • 機能訓練: 日常生活動作の向上、筋力維持、体力の維持など
    • 入浴介助: 安心に浴場を利用でき、清潔を保てます。
    • 食事: バランスの取れた食事を提供され、栄養状態の改善が期待できます。
    • レクリエーション: 他の利用者との交流を通して、精神的な安定や刺激を得られます。
  • 社会参加:
    • 孤立感の解消: 他の利用者との交流により、孤独感を解消し、社会とのつながりを維持できます。
    • 生活リズムの改善: 定期的な通所によって、生活リズムが整いやすくなります。
  • 安全な環境:
    • 看護師や介護職員による見守り: 万が一の場合にも、すぐに対応してもらえます。

ご家族へのメリット

  • 介護負担の軽減:
    • 身体的な負担: 入浴介助や食事の準備など、身体的な負担を軽減できます。
    • 精神的な負担: 一人の時間を確保できるため、精神的な負担も軽減できます。

デイサービスの利用は、ご本人だけでなく、ご家族の負担軽減にもつながります。ぜひ、積極的にご利用をご検討ください。

デイサービスの利用の流れ

デイサービスを利用する流れは、おおむね以下の通りです。

  1. 要介護(要支援)認定の申請
  2. 認定調査・主治医意見書の作成(一次判定)
  3. 審査判定(二次判定)
  4. 結果通知
  5. 担当ケアマネジャーの決定と契約
  6. 利用するサービスの選考
  7. サービス担当者会議の開催
  8. 利用開始
  • 要介護認定(要支援): まず、市区町村役場や地域包括支援センターで要介護認定の申請を行う必要があります。
  • 要介護認定とは、介護が必要な度合いを認定するもので、デイサービスを利用するには、一定以上の要介護度が必要です。
  • ケアプランの作成: 要介護認定を受けた後、ケアマネジャーに依頼してケアプランを作成してもらいます。ケアプランには、利用者の状態や希望、デイサービスでの利用時間や内容などが記載されます。

それぞれ、順番に解説していきます。

1 要介護(要支援)認定の申請

要介護認定の申請

デイサービスの利用には要介護(要支援)認定が必要になります。

静岡市で要介護認定を受けるには、お住いの地域を管轄する区役所の窓口で申請をする必要があります。

静岡市の各種申請・相談窓口表
引用:静岡市ホームページ https://www.city.shizuoka.lg.jp/s2984/s002961.html

要介護認定とは、介護や支援が必要な状態にある人がどの程度介護を必要とするかを判断する認定です。

要介護認定の申請は、本人以外にも家族がすることも可能です。

申請には、マイナンバーカード等の身分証明書、医療保険被保険者証、介護保険被保険者証等が必要になります。

2 認定調査・主治医意見書の作成(一次判定)

認定調査とは、介護が必要な方の心身の状態を詳しく調べ、どの程度の介護が必要なのかを判断するための手続きです。

市の職員が調査員として自宅を訪問し、日常生活や心身の状況などを確認し、調査の結果に基づいて介護保険サービスを利用できるようになります。

認定調査で調べられること

認定調査では、主に以下の項目について詳しく調べられます。

  • 身体機能: 歩行、立ち上がり、食事、排泄など、日常生活における身体的な機能
  • 認知機能: 判断力、記憶力、思考力など、認知機能の状態
  • 精神状態: うつ状態、不安、幻覚など、精神的な状態
  • 社会生活への適応: 家族との関係、経済状況、住環境など

静岡市では、調査は1時間程度かかり、ご家族にお尋ねすることもあります。

その結果、介護が必要な状態かどうか、必要であればどの程度の介護が適当かなどが判断されます。

主治医意見書の作成

市の依頼により、主治医が介護が必要な主な病名や心身の状態についての意見書(主治医意見書)を作成します。

主治医意見書とは、介護認定や介護サービスの申請に必要な書類で、かかりつけ医が申請者の病気やケガの状態、生活機能の低下の原因、予後予測などを記載したものです。

主治医がいないときは、市が指定した医師の診断を受けることになります。

主治医意見書は、どの程度の介護が必要かを判断するための基礎資料となります。

3 審査判定(二次判定)

心身の状況調査や主治医意見書に基づき、どの程度介護が必要か「介護認定審査会」で審査判定(二次判定)が行われます。

基本的には申請より30日以内に要介護認定が通知されます。

要介護認定の区分は「非該当」と「要支援1・2」と「要介護1~5」があり、認定区分に応じた介護サービスが利用できます。

4 結果通知

認定結果は申請してから、通常30日ほどで市から通知されます。

要介護認定が下りた場合は、要支援1・2、要介護1〜5の7段階のうちいずれかの区分に分類されます。

要介護認定が下りてからデイサービスが利用できるまでの流れ

要介護認定が下りてからデイサービスが利用できるまでの流れは、以下の通りです。

 5 担当ケアマネージャーの決定と契約

ケアマネージャー

要介護認定が決定したら、居宅介護支援事業所に所属するケアマネジャーと契約を結びます。

ケアマネジャーは、担当する利用者を専属でサポートし、利用者と家族の状況を把握したうえで、相談をしながらケアプラン(居宅サービス計画)を作成します。

ケアプランの内容は、ケアマネジャーが独断で決める訳ではありません。

どの介護サービスをどれくらい利用するのかなど、利用者や家族の状況や意向を判断しつつケアプランが作られます。

デイサービスの種類や特徴について知りたいときは、まず担当のケアマネジャーへ相談しましょう。

6 利用するサービスの選考

担当ケアマネジャーの提案を受けながら、実際に利用するサービスを決めていきます。

介護保険で利用できる施設はさまざまあり、利用者や家族だけでどこを利用すべきかを決定することは、容易ではありません。

ケアマネジャーは地域の施設がそれぞれどのような特徴があるのかを把握しており、デイサービスを含め、いくつかの選択肢をあげてサービスの選考をサポートしてくれます。

気になっているデイサービスなどがあるときには、その旨を伝えることで見学や体験などの提案をケアマネジャーから受けることができます。

最終的に利用を決定するのはあくまでも利用者や家族です。

ケアマネジャーの提案を受けながら、入浴や機能訓練に力を入れているのか、長時間の滞在が可能かなどそれぞれの要望を満たせるかを考えながらサービスを選ぶのがベストと言えます。

7 サービス担当者会議の開催

 利用するデイサービスを選考してケアプランが作成された後は、利用者・家族・ケアマネジャー・デイサービスのスタッフなどが集まりサービス担当者会議が開催されます。

デイサービスのスタッフからサービス内容や送迎、持ち物などの説明を受け、利用同意書にサインをして契約を結びます。

上記の参加者以外にも福祉用具事業所や訪問介護、訪問看護などの利用がある場合には、その他複数のスタッフが参加することも少なくありません。

サービス担当者会議は利用者や家族を中心に、関係する事業所のスタッフが情報共有を行えるため、重要な機会となるでしょう。

デイサービスの利用開始

デイサービス利用

デイサービスとの契約が済んだ後、実際に利用が開始されます。

デイサービスでは利用者が安心して通うことができるように、事前にスタッフ間で情報共有を行い迎え入れる準備をしています。

利用日やサービス内容などはケアプランに沿って実施されるため、変更を希望する場合は早めにケアマネジャーへ相談しましょう。

デイサービスセンターカリタスみわのご案内

デイサービスセンター カリタスみわでは、見学やご相談は随時受け付けています。

体験利用をご希望の方は、電話で「デイサービスについてホームページを見ました」とお問い合わせください。

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