夫婦での施設入居について解説!ケアハウスやその他施設の詳細とは?
こんにちは。「ケアハウスカリタスみわ」です。
ケアハウスに夫婦での施設入居をご相談頂く際に「どのようなメリットがあるのか?」「ケアハウス以外には、どの施設が夫婦で入居可能か?」といった質問をよく頂きます。
そこで今回は、ケアハウスへの夫婦での入居&夫婦で入居可能な施設について解説します。
ご夫婦でケアハウスに入居することを検討されている方や、入居までの待機期間に他施設を検討される方は必見の内容です。
ケアハウスへの夫婦での入居について
ここではケアハウスへの夫婦での入居について述べていきます。
「ケアハウスとは何か?」という初歩的なところから、夫婦での入居に際して具体的な事項まで詳細に解説します。
夫婦で入居できる施設をお探しの方は、参考にして頂ければ幸いです。
ケアハウスとは
ケアハウスは「家庭での生活が難しい60歳以上の高齢者の方が、安価な価格で洗濯や食事などの介護サービスを受けられる施設」で、軽費老人ホームC型とも呼ばれます。
またサービス提供費という費用の徴収額が入居者の所得に応じて変動し、静岡県の場合は対象収入が150万円以下なら1万円、また夫婦での入居の場合1人7,000円で済みます。
「ケアハウスについてもっと詳しく知りたい!」という方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
ケアハウスは夫婦で入居できる?
結論から言えば、ケアハウスに対して夫婦での入居は可能です。
ケアハウスではご夫婦の2人のうち一方が60歳以上であれば入居はできます。
またケアハウスは原則1人に対して1つの個室が提供されますが、希望すれば夫婦部屋への入居が可能です。
ただし当施設(カリタスみわ)も含め、多くの施設では夫婦部屋は施設の中でも数に限りがあります。そのうえ退去される方も少ないので、待機期間が長くなることは頭に入れておきましょう。
実際にカリタスみわでも、ご夫婦で入居されて長い方も何名かいらっしゃいます。
本記事後半の実際にケアハウスへ入居されている方へのインタビューでは利用者様の生の声をお伝えします。
当施設が安心して長く暮らせるからこそ、待機期間が長くなることがおわかりになると思います。
ケアハウスの夫婦での入居費用
ケアハウスへの夫婦での入居料金に関して単身での入居と違う点は、夫婦の前年度年収を合算した平均により入居の階層が決まるという点です。
下記の表は当施設の階層2までの料金ですが、
- 前年度年収が150万円以下なら階層1の料金
- 前年度年収が150万円1円以上160万円以下なら階層2の料金
になります。
階層 | 生活費(食費) | 冷暖房費 | サービス提供費用 | 居住費用 | 備品維持費 | その他 | 支払い額 | 部屋代 |
夫婦(1人) | ¥46,943 | ¥2,168 | ¥7,000 | ¥15,000 | ¥2,500 | ¥11,850 | ¥85,461 | ¥168,072 |
1 | ¥46,943 | ¥2,168 | ¥10,000 | ¥15,000 | ¥2,500 | ¥11,850 | ¥88,461 | ¥174,072 |
2 | ¥46,943 | ¥2,168 | ¥13,000 | ¥15,000 | ¥2,500 | ¥11,850 | ¥91,461 | ¥18,072 |
例えばご夫婦のうちご主人の前年度年収が160万円、奥様が140万円だとすると、それぞれ単身での入居だとご主人が階層2での入居、奥様が階層1での入居となります。
しかし夫婦で入居の場合は合算した平均額は150万円なので夫婦での階層1での入居が可能になるということです。
実際にケアハウスへ入居されている方へのインタビュー
それでは実際に、当施設(ケアハウスカリタスみわ)に夫婦で入居されているT夫妻に施設の暮らしぶりなどについてインタビューしていきます。
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施設に夫婦で入居されてからどのくらいの期間ですか?
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令和2年の8月に入居したので大体2年半くらいです。(令和5年4月現在)
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入居までの待機期間はどれくらいでしたか?
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半年から1年しないくらいで、入居できたと思います。
他の施設にもあちこち申し込んでたんですが、カリタスさんが一番早く空いて、入居を決めました。
他の施設に相談したときに「入居の申込用紙がこれだけあります…。」って分厚い束を見せてもらって「1年以上の待機は確実」ということもあったので、ここに決まって良かったです。
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夫婦でカリタスみわに入居することにした決め手はありますか?
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自分達は焼津に住んでいたんですが、あるきっかけでケアハウスの存在について教えてもらって興味を持ちました。
調べてみると運営が民間の場合だと料金が高く、社会福祉法人だととても安く済むのは魅力の1つでした。
また施設に入居の相談をしたときにも、対応してくれた職員さんが穏やかでとても相談がしやすかったのも好印象でした。
同じ入居者の方で他の施設から来られた方ともお話ししますが、「ここは施設も職員さんも良い」という話をします。
こちらに入居できてよかったと思います。
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実際に施設に夫婦で入居しての暮らしぶりはいかがですか?
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実際に暮らしてみても、快適で満足しています。
夫婦でいるので家みたいな安心感がありますし、設備やサービスも整っていて暮らしやすいです。
例えば食事については1食500円ですごく美味しいものを食べられますし、部屋も広くてスペースがあるので、趣味ものびのび続けられます。
私は昔工場に勤めてたものですから、ものづくりが好きでして、今竹細工を趣味にしています。
自分の部屋に機械を持ち込んで、色々な作品をつくって施設に飾ってもらったり、職員さんにあげたりするのが楽しみです。
最近では、保育園に私が竹でつくったおもちゃをあげたら、お返しに貼り絵をもらったのが嬉しかったです。
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当施設に入居してよかったことはありますか?
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安くて快適な暮らしができたことが本当に良かったです。
昔工場をやっていたので「採算が取れるのかな?こんなに安くて大丈夫なのかな?」とついつい考えてしまうのですが、それくらい快適に過ごせています。
自分たちはコロナが1番大変なときに入居したので経験はないですが、最近は少し落ち着いてきたので今後、施設側で外出イベントを企画してくれるみたいです。
そちらの方も楽しみにしています。
ケアハウス以外の夫婦で入居可能な施設
ケアハウスを含め、どの施設でも夫婦部屋は数に限りがあります。
そのためご夫婦での入居に関して、待機せずにお急ぎを希望の方は、1つの施設ではなく複数施設を探すことをおすすめします。
そこでここからは、ケアハウス以外の「夫婦で入居可能な施設」を3つ簡単に紹介します。
介護付き有料老人ホーム
1つ目の「夫婦で入居可能な施設」は介護付き有料老人ホームです。
介護付き有料老人ホームとは、24時間介護スタッフが常駐し、掃除や洗濯など身の回りの世話や、食事、入浴、排せつなどの介助サービスが受けられる介護施設です。
後述する住居型有料老人ホームは、ある程度自立した生活レベルが入居条件とされていますが、介護付き有料老人ホームは、要支援から重度の要介護者まで幅広い層を受け入れています。
住宅型有料老人ホーム
2つ目の「夫婦で入居可能な施設」は住宅型有料老人ホームです。
住宅型有料老人ホームでは、原則自立〜軽度の要介護の60歳以上の方であれば入居できます。
ただし入居条件は施設によって、入居可能な要介護度や年齢が変動するケースもあるので注意しましょう。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
3つ目の「夫婦で入居可能な施設」はサービス付き高齢者向け住宅(以下サ高住)です。
サービス付き高齢者向け住宅とは、端的に言えば高齢者向けのバリアフリーな賃貸住宅を指します。
住宅型有料老人ホームと混同されがちですが、サービス付き高齢者向け住宅はあくまで賃貸住宅です。
そのためサービス内容が両者で大きく異なります
住宅型有料老人ホームで受けられるような食事提供、レクリエーションなどのサービスはサ高住にはなく、スタッフによる安否確認や生活相談サービスが主なサービス内容になります。
まとめ
ケアハウスへの夫婦での入居と、その他夫婦で入居可能な施設について述べていきました。
ケアハウスへの夫婦入居は費用面や、安心感において大きなメリットがあります。
ただしケアハウスをはじめとした多くの施設では、夫婦部屋の数に限りがあります。
ですので待機期間を考慮して、他施設の検討も進めておくことをおすすめします。
それぞれの施設のサービス内容や条件が入居者の状況にフィットするかの確認は、実際に訪問して職員に相談してみましょう。
またカリタスみわでは、他の施設も視野に入れた入居の相談も承ります。
施設入居でお悩みの際には、ぜひお気軽にご連絡くださいませ。