カリタス流風会 平成十九年十月号
施設内で利用者さんや職員さんから投稿された川柳を紹介していきます。
本名で投稿された作品はイニシャルで、ペンネームで投稿された作品はそのまま載せてあります。
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古希になり 身体アチコチ 文句出る
我の強さ 年と相乗り たくましく
針の先 口に乗せると 棒になる
官と民 不祥事後の この違い
梅雨空に 白髪頭の 半夏生
A・M
まだ猛暑 心頭滅却 かき氷
口しわしわ ヒャー一大事 義歯はどこ
泣きたい日 笑いたい日は 本マグロ
カラコロと 下駄の音連れ 猛暑去る
小さい秋 萩とススキで 今日は
あゝしんど 加齢の重みが 足襲う
H・O
日本には 大臣候補が 居なくなり
不祥事続き 「ブルータスよお前もか」と 嘆く人
総理まで 辞任するとは 遺憾です
馬耳東風
ヘルメット 防災訓練 板につき
ダイエット 今日が納めの 鳩サブレ
「一期一会」 これっきりにしたい 時もある
「ウザッタイ!」 若者言葉 的を得て
学生の 校外学習の朝 背が硬く
朝顔より ゴーヤが気になる 昼飼どき
穫られると ゴーヤも成長 止めてみる
安住の 地と定めるか 木々見上げ
山に問う 終の棲に なり得るか
天の邪鬼
夏なかば 一雨ほしい この暑さ
朝青龍 品格問われ 足に灸
安倍内閣 雨に降られて 地をかため
秋深し 柿食う子等の 茶菓子かな
自由党 民主に媚びて 招き猫
枯れすゝき
よく食べて 蓄えておこう 冬眠前
秋の夜に カラカラカラと 財布鳴く
G・I
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